「美しい木目の茶櫃（ちゃびつ）」と「花絵蓋付き脚付き木製塗り菓子器」の２点

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商品の説明

１点目（写真１～４枚目）は、急須や湯呑みなどを入れておく蓋付の容器「茶櫃（ちゃびつ、ちゃひつ）」です。
今では家庭の日常生活で使う機会もほとんどない「茶櫃」ですが、茶道では煎茶道具一式などを入れておく茶道具として現役で使われています。出品の商品は仕舞われていたもので、「茶櫃」その他の用途で使われていたかどうかは不明です。
椅子式食卓が普及し始める昭和中頃までは「ちゃぶ台」と呼ばれた方形や形の食事用座卓が大半で、この時代には一家には「お櫃（おひつ）」や「茶櫃」が普通に置かれていた。ちなみに「お櫃」は炊きあがったご飯を釜から移して入れておく木製の蓋付の容器、今ではこれらを使うことも見ることもほぼありませんが、「茶櫃」や「お櫃やは旅館などで見かけることが。

出品の「茶櫃」は美しい木目の木製（ケヤキと思われます）漆器で、目立つような汚れやキズはありませんが、蓋の裏には髪の毛ほどの細線跡が見られます。何の跡かは分かりません。なお、欠けやヒビ、凹みなどはほとんど確認できません。
大きさや重さは次の通りです。
蓋あり：外径約３３ｃｍ、高さ約１３．５ｃｍ
蓋なし：内径約２８．５ｃｍ、深さ約１１ｃｍ
蓋の重さ約６７０g、全体の重さ約１９７０g、結構な重さです。
古い物ですが、目立つような汚れやキズのない美しい木目の木製漆器の「茶櫃」です。お茶の練習に、来客用の茶器収納に、あるいは小物入れなどにも使っていただければ幸です。蓋はしっかりとしたお盆としてもお使いいただけます。

２点目（写真５～１０枚目）は、蓋付き脚付きの木製塗り菓子器です。蓋には色彩豊かに、なでしこ、ききょう、何かのつる植物が描かれています。
春慶塗のように思えるのですが、絵が比較的大きく描かれた春慶塗はほとんどみられず、他の塗り、例えば紀州塗などかも。

小さなキズのようなものは数ヶ所にありますが、目立つような汚れ、くもり、欠け、ヒビなどはほとんど見られず、がたつきもなく良好な状態といえます。菓子器や他の用にも使われていなかったと思います。入手経緯や経年は不明です。
大きさは約、蓋有で高さ１９．５ｃｍ、蓋無で１２ｃｍ、内径１８．５ｃｍ、深さ４．５ｃｍ、底径１１．５ｃｍ、重さは約５３０ｇです。
きれいで状態の良い出品商品は、菓子器としても飾り物としてもお使いいただけると思います。